VIスニペットを使う2010/07/05 15:00

LabVIEWのプログラムを配布するにはVIを添付する方法が簡単ですが、ダウンロードしてファイルを開かないと内容がわかりません。
LabVIEW2009から新たに加わったVIスニペットを使うと、サブVIを作るほどでは無い小さいコードや、ダイアグラムの一部を簡単に共有できます。


このVIスニペット、一見すると.pngの画像ファイルですが、なんとこの画像ファイルにダイヤグラムの情報が含まれているのです。
Internet Explorerで表示されたVIスニペット画像を、LabVIEWのブロックダイアグラムにドラッグアンドドロップで配置できます。
Firefox などのブラウザは、デスクトップなどにドラッグアンドドロップしてから、LabVIEW にドラッグアンドドロップで配置します。
※こちらのブログの場合は、画像をクリックすると大きな画像が表示されますので、それをドラッグしてください。

作り方は、ブロックダイアグラムの一部を選択して、[編集]-[選択範囲からVIスニペットを作成] を実行します。
次に、VIスニペットを保存するパスを指定します。

とても便利な機能なので、これから普及していくのではないでしょうか。

挿入と削除2010/06/10 17:18

ワイヤの途中に関数を挿入する時に、いちいちワイヤーを削除して配線をやり直していませんか?
ワイヤを右クリックして挿入メニューから挿入したい関数などを選択するとワイヤの途中に関数を挿入することができます。
ただし、入力が1つ、出力が1つならば良いのですが、複数入出力があると適切な端子に接続してくれるとは限りませんので悪しからず。

入力と出力が同じデータの関数を削除する時に、関数を削除した後でワイヤをつなぎ直す手間を省くためには、Ctrl + Space + Ctrl + R が便利です。
これはクイックドロップという機能と合わせて追加された機能です。

ワイヤの選択2010/05/27 10:16

ワイヤの選択範囲はクリックの回数で決まる
ブロックダイアグラムのワイヤ選択は、クリック回数で範囲が変わります。

ワイヤをクリックすると直線部分の1本が選択される。
ダブルクリックすると、分岐から先の枝1本が選択される。
トリプルクリックすると、ワイヤ全体の幹全部が選択される。