再認定ポイントプログラムへ参加してみました。2015/10/19 17:57

CLAや、CLD、CLADといったLabVIEW認定試験は数年で再認定が必要です。

通常は再認定用試験を受けます。

この再認定をポイントで行うのが、再認定ポイントプログラムです。

講習やイベントへの参加を連絡するとポイントが付き、50ポイント貯まると認定されます。

再認定試験を受けなくてもポイントを貯めれば認定を更新できるのです。 詳細の説明も少なく、受付もNI本社のメールアドレスだけなので敷居が高いです。

私は認定外部講師でLabVIEWの講習で教えているので、ポイントがためやすいメリットを生かし、ポイントプログラムに参加しようと思い立ちました。

メールで下記の様な内容を送りました。

I want to begin recertification by Points Program for CLA.
I teached LabVIEW Core 1 Tokyo in 2015/8/x-x.
Please count points.

二週間ほどして返信が有りました。

We have added your 5 points for teaching LabVIEW Core 1 on 2015/8/x-x.
Thank you for your participation in the National Instruments 
Recertification by Points Program!

無事にポイントが付いたようです。

認定講師でないと50ポイントを集めるのは、なかなか大変です。

簡単にポイントがもらえる項目としては、

  • NIDaysへの参加 10ポイント
  • 講習への参加  5~10ポイント

CLAならば4年更新なので、NIDayを4回と、講習などで10ポイント得れば良いですが、

CLDは3年更新なので、NIDayが3回、講習で20ポイントとらないと足りません。

さらに、CLADは2年更新ですから、ちょっと厳しいですね。

他にもポイントが付く項目として、

  • 認定試験問題の開発 3~30ポイント

試験問題は英語で作成するのでしょうから、難しいですかね、

  • 1人のCLD、CLA認定者へのメンタリング 30ポイント
  • 3人のCLAD認定者へのメンタリング 30ポイント

メンタリング? おそらくサポートした人が認定試験に合格すればOKなのだと思います。

これはポイントが高い!(しかし、CLAD1人で10ポイントにしてほしいです。)

ほかにも項目が有るのですが、ちょっと敷居が高そうです。

詳しくは下記を参照してください。

再認定ポイントプログラムftp

CLA事前に考えるけど "いつも通り"2015/09/14 12:59

7月にLabVIEW認定設計者(CLA)試験に合格しました。 CLAの実技試験で時間配分が重要で、特にアーキテクチャ開発を早く終わらせると、実装に十分時間をかけられます。

そこで、事前に使用するアーキテクチャを決めて、テンプレートとなるVIを短時間で作成できるよう、練習しました。

では、どのようなアーキテクチャが良いのでしょうか?

NIが公開しているサンプル問題を参考にすると、 日本版ではエレベータの問題があります。 http://www.ni.com/gate/gb/GB_INFOCLAEXMPRP/JA

一方英語版にはエレベータの問題に加えてATMの問題があります。 http://www.ni.com/gate/gb/GB_INFOCLAEXMPRP/US

エレベータの問題の解答は、ステートマシンを用い、モジュール間のコマンドにはキューを使っています。比較的シンプルな方法です。

ATMの問題は解答は、イベントを用いた生産者消費者を用い、モジュール間のコマンドにはキューを使い、さらに停止のためにユーザーイベントを使っています。こちらは、より複雑で拡張性のある方法だと思います。

NIのコミュニティでは、LVOOP(オブジェクト指向)を使ったとの書込みもみられますが、かなり慣れていないと時間切れになると思います。

選択した方法は、ATMの例に近いのですが、APIを作る部分は省略しました。 結局は自分が慣れている方法を使う方が良い!という単純な結論です。

どのパターンが良いか迷っている方は、シンプルなエレベータの例を参考にするのが良いと思います。作業量が一番少ないですから。

CLA"あきらめ"も大事2015/09/08 17:11

7月にLabVIEW認定設計者(CLA)試験に合格しました。

受験の準備に当たって、いろいろな方面から情報を頂き、攻略方を検討したので、その研究結果の一部を紹介します。

CLAでは短時間で多くの作業が求められるので、時間配分が重要です。

海外のブログでも書かれていたので、評価基準の配点の項目に従って時間配分を考えました。

http://www.metisautomation.co.uk/how-to-ace-your-cla-exam/

配点は下記です。

・ユーザインタフェースおよびブロックダイアグラムのスタイル : 10点
・ドキュメント化 : 20点
・仕様の実装度 : 30点
・アーキテクチャ開発 : 40点

作業の順番は逆で、時間配分の目安は下記にしました。

1.アーキテクチャ開発 1時間15分
2.仕様の実装度    2時間15分
3.ドキュメント化   30分

※スタイルは全体の作業に関連するので時間は割り当てません。

アーキテクチャ開発ではフレームワークのテンプレートを作成します。

これは事前に練習しておき、できるだけ早く作ります。 このテンプレートをコピーして仕様で必要なモジュールを作ります。

次に、各モジュールの中の処理ケース等を仕様書に従って実装していきます。

全ての仕様の網羅を目指し、次々に処理ケースを作ってタグを貼りこみます。 タグは仕様書に書かれている[Covers: SD1]といった文字列です。 このタグを、対応する場所にフリーラベルで貼ります。 採点では、要件管理ソフトウェアNI Requirements Gateway 使って調査するらしいので、全てのタグを入れる事が重要です。

http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/202625

実装で、あまり細部にこだわらない事も必要です。

仕様を読んでも、理解できない所は、タグだけ貼って、あきらめる事も重要です。 とにかく時間が足りないので、サクサク進むようにしましょう。

最後は、ドキュメント化と、確認作業です。

アーキテクチャ開発を短時間で終わらせ、実装に時間を回すと良いと思います。

実際に数カ所、理解に苦しむ記述がありました、翻訳が、、

あ、誰か来たようです。今回はここまでといたします。

CLAなんとか合格2015/09/07 12:53

LabVIEW認定設計者(CLA)試験に合格しました。 CLAはプロジェクトの仕様に従って最適な構造を設計する技能を評価する試験です。 4月下旬から準備をはじめ、6月中旬に受験しました。

この試験の難しい点は、「時間が足りない!」という点です。 仕様書に従っコードを作る実技試験ですが、4時間という短時間で仕様をカバーするコードを作成できるかがポイントです。

想定される仕様に対して使用するデザインパターンの骨格を、できるだけ短時間で作成する練習を繰返して、試験に臨みました。 試験当日も、集中力と持続力が必要です。 体調を整え、水分や糖分補給を考えて、お茶や飴を準備して行きました。

4時間が過ぎた時には、グッタリと疲れていました。 体重が5キロくらい落ちたかと思ったのですが、変わっていませんでした、、

試験結果は、メールでくるのですが、なかなか来なかったので気をもみましたが、 7月末に合格の通知をうけました。

感想は、"つかれた" 体力の要る試験なので、もう一度やるのはゴメンです。