LabVIEWツールネットワーク2010/08/01 15:00

LabVIEWに新しい機能を追加するしくみとして、アドオンがあります。
アドオンには、「NI音響/振動ツールキット」のように、NIが販売しているオフィシャルなアドオンや、関連企業が開発して販売しているアドオン、開発グループや個人が無料で配布しているものもあります。

これまでは、それぞれの会社やグループのページで販売や、配布が行われてきました。
様々なアドオンの情報を調べて、ダウンロードや購入が可能なページがLabVIEWツールネットワークです。
NI LabVIEWツールネットワーク

様々なアドオンがありますが、高価な物には手が出ないので、とりあえずフリーのアドオンから試してみてはいかがでしょうか?

編集付き機能的グローバル2010/08/02 15:00

機能的グローバル変数は、サブVIにグローバル変数の機能を持たせる利用方法です。
この機能的グローバル変数の最大の特徴は、工夫次第で様々な機能を追加できる点にあります。
今回は、格納、取り出し、保存、読込み、に加えて、編集する機能jを追加しています。

測定用のパラメータなどを保存、読込み、編集までを一つのサブVIで処理する事が出来ます。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

編集付き機能的グローバル

VIパッケージマネージャー2010/08/03 15:00

JAMES KRING, INC.が開発した。LabVIEWのアドオン管理ソフトで、略称は、"VIPM"です。
アドオンのダウンロード、インストールが簡単にできるツールです。
さらに、自分が開発したアドオンを配布(販売)したり、顧客や共同開発者、LabVIEWコミュニティで共有することができます。

VI Package Manager

このVIPMには3つのエディションがあり、コミュニティエディションは無料です。
アドオンをダウンロードして使用するだけならこのコミュニティエディションで十分でしょう。

プロフェッショナルエディションは、999ドル、エンタープライズエディションは、1499ドルで販売されています。
有料バージョンでは、開発したアドオンを共有したり、配布する場合に有効な機能や、プロジェクト管理で利用できる機能が追加され、
複数のプロジェクトでのアドオンの使用状態を把握したり、ライセンスやアクティベーションなど配布の機能を使ったりできます。

開発元の、JAMES KRING, INCは、LabVIEWのコミュニティでたいへん有名なJames Kring氏の会社です。
VIPMのほかにも、右クリックで表示されるショートカットメニューに様々な機能を追加する 、"Right-Click Framework"や、
ステートマシンを作るツールの、 "JKI State Machine" なども発表しています。
これらのツールはVIPMをインストールするのと同時にインストールできます。

今後も、様々な活動が期待されるJKIの動きは、ブログを見るとチェックできます。
JKI Software Blog

アラート音2010/08/04 15:00

LabVIEWで警告音を鳴らすVIです。
単純にBeep.VIを使うと一定の周波数の音が連続して出るだけなので解りにくいです。
特に、電源やモーターなどの機器が音を出している所では、"ピー"と連続した音が出ていたも消されてしまいます。
そこで、"ピー、ピー、ピー、ピー、ピー"と断続音を出すVIを作成しました。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

アラート音

24時間タイマ2010/08/05 15:00

LabVIEWで装置などをコントロールするときに、一日のうちで決まった時間帯だけ動作させたい場合があります。
夜中の気温が下がる時間だけヒーターを入れたり、毎朝測定準備の1時間前から真空ポンプを動かしたり、用途は様々です。
24時間のうちで設定した時刻にONになるタイマを作りました。

利用する場合は、最初に時間の設定を"Set"モードで実行します。これで設定が記憶されます。
ループ処理の中で、"Check"モードで実行すると時間を判断して、ON/OFFの結果を出力してくれます。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

24時間タイマ

円グラフを描く2010/08/06 15:00

LabVIEWで円グラフを作成するVIを作りました。
項目の名称と、値、色を設定すると円グラフを描画します。

解析結果を表現する場合に、円グラフを作成した方が解りやすい場合もあります。
わざわざExcelを使わなくても使えるので便利です。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

円グラフを描く

LabVIEWアイディアエクスチェンジ2010/08/07 15:00

8/3に、LabVIEW2010が正式にリリースされました。
様々な新機能がありますが、その中でも" フィードバックに基づく改善 "は、ユーザにはうれしいニュースでしょう。
これは、ユーザからLabVIEWに取り入れて欲しい新しい機能や、改善点のアイデアを集め、その中から有力なアイディアを採用した結果です。

そこで気になるのは、どこでアイディアを募集していたのか?
自分にも採用して欲しいアイディアがある!と思っている方もいらっしゃるでしょう。
場所はこちらです→  LabVIEW Idea Exchange
なんと、1200件以上のアイディアが集まっています。

このアイディアは誰でも投稿できますし、投稿されたアイディアにコメントを書いたり、賞賛を送ったりできます。
アイディアには"Idea Statuses"というタグが付いていて、採用される段階がわかります。
最初は、"新規(New)"から始まって、
"開発中(In Development)" →"ベータ版(In Beta)" →"完成(Completed)"
最終的には"配布(Duplicate)"のステータスになります。
皆さんも、アイディアエクスチェンジをみて、気に入ったアイディアを応援してみてください。
アイディアの実現が、少し早まるかもしれませんよ。

Webサイトを読み取る2010/08/09 15:00

LabVIEWを使ってインターネットのWebサイトの情報を取り込むVIを作りました。
URLを入力して実行すると、Webページのソースデータを受け取り出力します。

サイトの情報を利用することも出来ますし、
LabVIEWでWebページの解析やデータ取り込みのアプリケーションを作ることも出来ます。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

Webサイトを読み取る

小さい機能的グローバル2010/08/10 15:00

LabVIEWのブロックダイアグラムは、可能な限りコンパクトに作成した方が、良いとされています。
小さいダイアグラムは、見通しが良く、解りやすいという理由です。

機能的グローバル変数を出来るだけ小さくしてみました。
通常のグローバル変数より小さいです。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

小さい機能的グローバル

音を出力2010/08/11 15:00

LabVIEWの波形データを音で出力するVIを作成しました。
一つのサブVIに波形を接続するだけで、音量の正規化やデバイスの構成から、サウンド出力まで、全てを行います。

"Wave"に再生したい波形信号の配列を接続し実行すればOKです。
通常のデバイスでは、ステレオ再生が可能なので、配列には2つの波形信号を入れます。
1つめの波形(指標0)が、左の音、2つめの波形(指標1)が、右の音となります。
波形の周波数は、20Hzから、20,000Hzの人間の可聴域に設定してください。

サンプルは会社のサイトに掲載しましたので下記をご覧ください。

音を出力