LabVIEW NXGが発表される2017/06/02 17:48

 2017年5月24日に、LabVIEWの次世代版、LabVIEW NXGが発表されました。 今までのLabVIEWを全面的に改訂し、新しいアプリケーションとして生まれ変わっています。

○新しい別のアプリケーション

 NXGは、LabVIEWのグラフィカルプログラミングを踏襲していますが、一から開発した新しい開発環境です。VIのファイル拡張子も、".vi"から".gvi"へ変更されています。  LabVIEWで作成したコードをNXGへ読込ができますし、変換できない機能はプレースホルダノードで置換され、元のLabVIEWがインストールされていれば、実行できます。  開発環境のユーザインタフェイスも一新し、フロントパネルや、ブロックダイアグラムも拡大・縮小が自由にできるようになりました。  インストール後に表示言語を切り替える多言語化もされています。

○コードの自動生成

 SignalExpressのような、構成を設定して自動的にコードを生成する機能が強化され、簡単な計測であればブロックダイアグラムを触らずに作成できます。  新規ユーザから見ると、計測や解析を自動化するアプリケーションの背後にグラフィカルな開発言語が隠れているように見える構成です。

 現時点では単品での販売ではなく、LabVIEWを購入するとNXGも利用できる形での配布のようです。